植物工場に関する製品を製造しました。

製品ラインナップ Product Line-up.
養液槽の液体肥料濃度を調節し、循環ポンプを定期的に稼働させる養液管理システムを開発いたしました。
養液管理装置(通常モデル)

機能
- 循環ポンプ制御(最大2機)
- 養液槽の液体肥料濃度を自動調節
- マホやパソコンから液体肥料濃度を簡単設定
養液管理装置(pH調整機能付きモデル)

機能
- 循環ポンプ制御(最大2機)
- 養液槽の液体肥料濃度とpHを自動調節
- スマホやパソコンから液体肥料濃度とpHを簡単設定
製品仕様 Products Specification Tips.
無線(wifi)接続
スマートフォン、タブレット、パソコンと無線(wifi)で接続し、ブラウザから設定変更やグラフの確認ができます。
インターネット環境やネットワーク機器などは不要です。
※ 養液管理装置の10m以内で操作する必要があります。
※ スマートフォン、タブレット、パソコンは製品に含まれません。
グラフ表示

液体肥料濃度、温度、pHの推移をグラフで視覚的に確認できます。
養液管理
液体肥料濃度センサ、pHセンサを備え(*1)、養液槽の状態を一定に保ちます(*2)。
液体肥料濃度センサはEC(電気伝導率)を測定する方式で、0.5〜3.5[mS/cm]の範囲が測定可能です。
*1:pHセンサはpH調整機能付きモデルのみ。
*2:pHセンサはpHアップまたはダウンのどちらか一方の選択式です。
栽培期間設定
液体肥料濃度とpHを最大4区間まで指定可能です。
例えば、収穫前に液体肥料濃度を低めに設定して植物にストレスをかけるといった調整が可能です。
※ pHセンサはpH調整機能付きモデルのみ。
循環ポンプ
循環ポンプは点滴動作と連続動作を指定することが可能です。 点滴動作では30分に10秒だけ循環ポンプを動作させるというような定期的なON/OFFが指定できます。
※ 循環ポンプは製品に含まれません。
※ 循環ポンプは100V 5Aまで接続可能です。より強力なポンプを接続する場合には事前にご相談ください。
内容物(通常モデル)
養液管理装置 本体(通常モデル)

養液管理装置 本体(通常モデル)

内容物(pH調整機能付きモデル)
養液管理装置 本体

液体肥料用濃度センサ
PHセンサ


※pHセンサは定期的な洗浄、調整、交換が必要です。
外形寸法

縦30cm、横40cm、奥行き18cm
※通常モデル、pH調整機能付きモデル共通
技術情報 Technical Infomation Tips.
メインボード
養液管理装置を制御する基盤はraspberry pi 2を採用しました 。
os
OSはLinux Raspbian(Debian系)を使用しています。
WiFi
raspberry pi 2にwifi用のハードウェアを接続し、wifiのアクセスポイントとしました。データをパソコンなどのブラウザで参照・編集できるようになったため、液晶パネルなどのコストダウンが可能となりました。
I2C Bus
メインボードと周辺機器(IOボード等)はI2Cバスで接続し、配線を単純化しました。
IOボード
IOボードを自社内で設計(配置配線まで)しました。このボードには64pinのAVRマイコン搭載し、センサやメカニカルリレーを制御します。マイコン制御用のソフトウェアも全て自社で開発しました。
クライアントサイド技術
Webブラウザの設定画面やグラフ表示にはHTML, JavaScript, JQueryなどを使用しました。BootStrap3を利用することで、スマホやタブレット、パソコンのそれぞれの画面サイズで適切な表示となるようにしています 。
サーバサイド技術
サーバサイドの処理にはNode.js(JavaScript)を使用し、CoffeeScriptでコーディングしました。データベースにはRedisを, データベース操作とIOボードのドライバはRubyで開発しました 。